筆者は、以前に悪質な「あおり運転」の被害にあった経験があります。
その時は、執拗に追い回され、運転しながら警察に携帯電話から通報し、警察の指示を受けつつ、身の安全を確保するのに必死でした。
最終的には、警察からの「コンビニかスーパーがあれば、そこに逃げ込んでください」との指示があったので、そうすることで執拗なあおり運転と追跡から逃れることができました。
思い出すのも嫌な出来事なので、忘れ去ろうとしていたのですが、相変わらず「あおり運転」が頻発しているようなので、私の体験を紹介することで、交通安全の一助になれたならとの思いに至り、その全容を公開する決意をしました。
筆者が受けた「あおり運転」の全容
色々と、述べなければならないことがあるのですが、先ずは、その「あおり運転」がどんなものであったのか、運転しながらの通報はどんな感じだったのかを、どんな状況でコンビニに逃げ込んだのか、などについて理解できるドライブレコーダーの記録動画を公開します。
受けた「あおり運転」は動画部分だけではない
本件で筆者が受けた、「あおり運転」は動画の部分だけではありません。
動画の個所の数百メートル手前の交差点で、幅寄せによる「進路封鎖」と「汚い言葉」によって威嚇されています。
相手ドライバーは、事案後に申告した筆者の被害届によって、後に検挙されました。
その後に、民事裁判の準備をして、相手ドライバーから「謝罪」と「賠償金」を支払わせることができました。
一連の「あおり運転」を時系列にて図式化し、どのように証拠を整理して被害届を出し、裁判の準備をし、謝罪させたのかについての詳細を以下のページにまとめました。
全部で1万文字以上ありますので、時間のある時に読んでいただけたら幸いです。
本件「あおり運転」の公開にあたって
筆者の場合は「あおり運転」や「危険な威嚇運転」を受けている最中に、携帯電話にて通報し、警察から適切な助言を受けられました。
あの時の警察の『追いかけられているのですね。とにかく人が大勢いるところに逃げ込んでください。「コンビニ」か「スーパー」などがあれば、そこに逃げ込んでください。』との適切な指示があったので、最悪の事態は回避できました。
おそらく、あのままの状態で逃げ続けていたら、スピード超過で何らかの事故を起こしていた可能性が極めて高い状況でした。
自分がどんなに注意して運転していても、「あおり運転」の被害を「ゼロ」にすることはできません。
もはや「あおり運転」をされたら、どう対処すべきかを常日頃から考えて、自分なりの明確な答えを持っておくことが大切です。
執拗な「あおり運転」を振り返って、皆さんに助言したいこと
もし、今後「あおり運転」を受けていることを知ったら、その時点から以下の3つを実行して欲しいです。
- 相手を「今」以上にヒートアップさせるような行為はしない
- なるべく早く、人が多い場所に車を停める
- 警察に通報する
ネット上では、「速やかに停止して道を譲る」を適切な対処法として紹介しているサイトやページがありますが、これは大変に危険だと思います。
理由は、相手ドライバーのヒートアップの状況によっては、人が少ないところで車を停めるのは、相手に自分との接触機会を与えているようなもので、とても危険だからです。
また、相手ドライバーが、どれくらいヒートアップしているのかを外目に判断するのは、極めて困難です。
よって、あおられているのを知ったら、安易に停車することなく、先ずは安全な速度を維持して、人が多い場所に向かってください。
実際に私が対処したように、近くに「コンビニ」や「スーパー」があれば、そこで良いと思います。
最後に
大事なことなので、最後に繰り返しになりますが、「あおり運転」から身の安全を確保するために、以下の3つを強調しておきます。
- どう対処するのかの答えを事前に持っていてください。
- 安易に止まらないでください。安全な速度を維持して、人が多い場所に向かってください。
- 警察に通報してください。
以上になります。
ありがとうございました。